山口七夕会入会で故郷山口市との絆を
山口七夕会は1990年代、山口商工会議所青年部を中心とするプロジェクトメンバーが、東京都世田谷区の区民祭りに参加したことがきっかけで始まりました。その後、会員の皆さんのご努力で会則も整備し、会の目的が主として「山口市の発展に寄与する」、「会員相互の親睦を図り教養を高める」ことであることを明確に致しました。山口市を離れ関東圏で暮らしていますと故郷を懐かしむ気持ちが一層強くなります。そうした故郷を懐かしむ心を持つ方々が故郷の想い出を交換し、故郷との繋がり方を考える機会を提供することが七夕会として目指す一つの方向です。
そもそも山口市は歴史のある町です。この七夕会も室町時代から伝わる「山口七夕ちょうちんまつり」をルーツとしています。室町時代の大内氏による西京=山口としての発展は、町の至る処に京都に類似する地名や瑠璃光寺五重塔を始めとする名所を残しています。その後、江戸時代の空白を経て明治以降、山口県の県庁所在地として発展してきました。この様な長い歴史を会員相互で認識し合い、出身の町への理解を深め思わぬ発見に出会うこともあるというのも楽しいことだと思います。
山口七夕会では年三回の機関誌を発行しています。山口市長、市議会議長はじめ会員の皆さんから多数の投稿を頂戴しています。そこは故郷山口市の歴史や文化を語ったり、会員の経験談をご紹介頂いたりする場となっています。そうした投稿を拝見していますと、山口市の出身者が幅広い方面・分野で活躍し、その活躍の場も国内に留まらず広く海外にも及んでいる事にびっくりします。
また、機関誌だけでなく皆さんが一堂に会し、食事を交えて楽しく話しながら情報交換したり親睦を深めたりする機会も設けています。年に一回の年次総会には山口市長の他、山口市の関係者や山口在住の七夕会会員にもご参加頂いています。総会では七夕会の一年間の活動報告は勿論ですが、山口市からのまちづくりの報告や、講師を招いての講演会を行いますとともに、懇親会を開き会員相互の親睦を深めています。総会以外にも教養を高めるため講師をお呼びしての講演会や見学会を行い、同時に会員相互の親睦の為の懇親会を開いています。新しく会員になられた方々も積極的に参加され、新しい考え方で七夕会の運営にご尽力頂いています。
こうした山口七夕会の活動にご賛同頂ける方々には是非ともご入会頂き、会員として皆さんと一緒に山口市を更に盛り上げていきたくお願い申し上げます。
令和3年12月
山 口 七 夕 会
会 長
秋 草 史 幸